とある子育てポケ勢の奮闘記

育児とポケモン、両立を目指して

【SVシーズン16 最終964位/レート1946】雨バトンWギミック

はじめまして、やみぃと申します。SVランクマ シーズン16お疲れ様でした。
この度、なんとか最終3桁順位を達成でき、最終レートを更新できたので久しぶりに記事に残すことにしました。


【自己紹介】
赤緑(初代)世代の社会人です。現在は3人の子どもの育児奮闘中でもあり、プレイ時間の多くは家族が寝てからとなるので、ランクマには深夜~早朝に潜っていることがほとんどです。剣盾時代は2度だけとはいえレート2000に到達することができましたが、今作SVでは思うようにいかないシーズンが長く続いていました。なんとか形に残せるようなシーズンをこれから増やしていきたいです。


【構築】

f:id:Yummy19xx:20240403054759j:image
今回使用した構築です。

 

 



【S16結果】


TN:やみぃ 最終順位964位/最終レート1946
165戦98勝67敗

(サブロム)
TN:Myaga 最終順位1,333位/最終レート1905
108戦70勝38敗


【経緯】
SVになってから対面構築やサイクル構築など色々触りましたが、選出の嚙み合いや技選択といった要素になじめず、中途半端な取り組みが続いていたように思います。
レギュレーションFでは、好きな展開系の構築を使おうと思っていたところ、シーズン15の時に今回参考にしたぺんどーらさんの雨構築を見つけました。
基本選出の雨下でウーラオス、ブリジュラスを通すコンセプトが分かりやすかったので使ってみたところ、圧倒的火力に爽快感があり、試合時間が短く自分好みでした。
参考構築での裏選出は対面的な並びでしたが、うまく扱うには苦手意識があったので、今期の自分の単純な思い付きにより、もう1個の展開系のギミックであるバトンパと組み合わせることにしました。


【コンセプト】
・雨とバトン2つのギミックを用意し、どちらかを通す。


【個体紹介】※採用順、画像は「バトメモ」 より
・雨選出
参考記事:
https://penpenpendlar.hatenablog.com/entry/2024/02/02/191430


ペリッパー@しめったいわ

雨始動要員。場に出るだけで仕事ができ、そこそこ火力と耐久があるのが偉かったです。
ウェザーボールの枠は最初、後出しされるカバルドンを削りたかったので砂下で気にせず打てる波乗りにしていましたが、カバルドン入りに全く当たらなかったので変えました。変えた後は当たるようになりましたが、もう気にせずにそのままにしていました。相手のブーストハバタクカミを後述のウーラオスが抜けるようにして倒すための追い風、とんぼ返りも必須技でした。

 


れんげきウーラオス@こだわりスカーフ

メインウェポンは雨下での水テラス水流連打。威力がすさまじく、ブリジュラスがいないBIG6系の構築には圧倒的有利で、序盤の勝ち数を稼いでくれました。
カイリューアシレーヌなど半減で受けに来ても、さすがにゴツメ持ちは厳しいものの、そうでなければひたすら水流連打を打っているだけで試合が終わることが多かったです。ドーブルやハバタクカミあたりが水テラスして受けても雨下で一撃(3発ですが)で倒していくので楽しかったです。アクアジェットも最後の詰めとしてめちゃくちゃ有効でした。

 


ブリジュラス@とつげきチョッキ

雨下のウーラオスの相棒。
エレクトロビームがただただ楽しいので、地面がいなければこの技をまず優先的に選択していました。地面がいて受けられても、Cは上昇するのは凄いと思いシーズン序盤は気にせず連発していましたが、中盤以降は不利になってあっさり負けることが増えたので慎重になりました。
チョッキのおかげでサイクルの動きがしやすかったのも良かったです。ボルトチェンジカイリューのスケイルショット/神速を読んで受けてBを上昇させたり、地面技を読んでペリッパーに退いてとんぼ返りでつないだりしていました。

ここまでが雨選出、以下はバトン選出です。
・バトン選出
参考記事:(各リンクの転載許可を取っていないため、問題があれば削除します)
https://kinu15ch.hatenablog.com/entry/2024/02/01/162728
https://kaerumomizi.hatenablog.jp/entry/2024/02/03/131845
https://nensekitan0218.hatenadiary.jp/entry/2024/02/01/225502


ラティアス@食べ残し

バトンエース。テラスを電気にして電気技を持った型も試しましたが、暁ガチグマやスケショカイリューの多くの技、ハバタクカミのフェアリー技等を半減にできる鋼のほうが私には使いやすかったです。パオジアンの聖なる剣には注意しました。サブウェポンは魅惑のボイスだったときもありましたが、ブリジュラスやイーユイの弱点を突きたかったので結局は波動弾に落ち着きました。単体でも多くの特殊ポケモンを起点にできるくらい耐性と積み性能が優秀なので、バトン先として素晴らしい活躍をしてくれました。

 


バシャーモ@メンタルハーブ

バトン役。S+3でブースト最速ツツミ、カミ抜きです。持ち物については序盤はオボンの実や混乱実で単純にビルドアップや身代わりを積む回数を増やしたり、先制技圏内から逃れようとしていました。しかし中盤になるにつれて、バシャーモに挑発やアンコールをされて終了、という試合が増えてしまいました。そこで対策として、メンタルハーブを採用しました。このおかげで雨選出もバトン選出もきつい相手の時にはバトン選出をして、1ターンの追加行動を得て勝つという勝ち筋を作ることができました。例として、苦戦していたエルフーン入り構築(特にママンエルフ)を相手に、テラスせずにビルドアップをアンコールしてきたエルフーンをA+1フレアドライブで倒し、あっさり勝ったりすることができました。



ハバタクカミ@ブーストエナジー

起点作りの最速カミ。起点作成役として参考記事の襷ドラパルトやヒスイマルマインも試しましたが、結局汎用性の高さでこのポケモンに落ち着きました。初手で出して何かしら仕事はできるので、毎試合活躍してくれました。目の前の相手を倒すのか起点にするのか、試合を重ねることで判断力があがっていったように思います。

 

【選出】
基本的に2つしかありません。通ると思った方を通すだけになります。
その他の選出も数回試しましたが、安定しませんでした。

①初手ペリッパー+ウーラオス+ブリジュラス
→雨選出

②初手ハバタクカミ+バシャーモラティアス
→バトン選出

 

【相手の有利/不利について】
・雨選出が不利なポケモン
 ブリジュラス、タケルライコ、水オーガポン、エルフーン、チオンジェンなど

・雨選出が有利なポケモン
 吹き飛ばし:カバルドン、ディンルー
 高火力低耐久の災厄:イーユイ、パオジアン
 アンコール:炎オーガポン、アシレーヌ
 挑発:ハバタクカミ(特にブースト以外)
 呪い:ミミッキュ、キョジオーン

雨選出が不利なブリジュラスやタケルライコは数が多く、対策必須でした。型にもよりますが基本は特殊アタッカーなので、バトンエースのラティアスがうまく積むことができれば対応することができました。また、水オーガポン/エルフーンといったアンコール持ちはメンタルハーブ持ちバシャーモで抗うことができました。チオンジェンはバトン選出でもきついと思いますが、ほぼ当たらなかったのは幸運でした。
逆に雨選出が有利だったのは、カバルドン/ディンルーのような吹き飛ばし持ちや、イーユイ/パオジアン、耐久力の低めな一部のアンコール/挑発/呪い持ちポケモンなどであり、これらはバトン選出では苦戦するポケモンたちでした。

構築の経緯は思い付きでしたが、雨選出が苦手な構築はバトン選出で対応、バトン選出が苦手な構築は雨選出で対応、というようにある程度の相互補完ができたように思います。
一方で吠えるブリジュラス、ドヒドディンルーのような受け系など、両方の選出にきついポケモンや並びについては割り切らざるを得ず、今後の反省点です。

 

【最後に】
ようやく自分なりの節目、最終3桁を達成できました。レート2000については周りの皆さんが当たり前のように到達している中で、自分には未だに高い目標ですが来期以降チャレンジしていきたいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

何かありましたらX→@Yummy19xxまでコメントいただければ幸いです。

【シーズン22 最終297位&789位/レート2002&1904】汎用壁ゼルネスタン【祝 初100戦以内2000達成】

こんにちは。やみぃと申します。
剣盾ランクバトル シーズン22お疲れ様でした。

この度自身二度目のレート2000、初の2ROMでのレート1900以上を達成することができました!また幸運なことに、レート2000については100戦以内で達成することができました。
大きな目標を達成した節目の記録として、記事を書くことにしました。

 


【自己紹介】

赤緑(初代)世代の社会人です。
今年の6月に三女が産まれ、3人の女の子の父親になりました。いつもは家族が寝静まってから主に深夜~早朝にかけてプレイしています。



【並び】

今シーズン使用した並びです。普通のゼルネ軸の構築だと思っており、特にびっくりするようなポケモンは入っていないかと思います。ミラーマッチも何度か経験しました。

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 【S22結果】

今シーズンはメイン、サブ合わせて200戦ほど戦うことができました。
メインROMでは、いつかできればと思い描いていた100戦以内でのレート2000達成を実現することができ嬉しかったです。

メインROM
TN:やみぃ
最終順位297位/最終レート2002
94戦65勝29敗(勝率69.1%)f:id:Yummy19xx:20211002155007j:imagef:id:Yummy19xx:20211002155044j:image

サブROM
TN:Myagary
最終順位789位/最終レート1904
109戦74勝35敗(勝率67.9%)f:id:Yummy19xx:20211002155113j:image

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【経緯】

前シーズン(S21)も一貫して壁ゼルネ構築を使っており、ロンゲゼルネガモスは固定のまま残りの3体をコロコロ変えていました。試行錯誤を経てガブリアスもほぼ固定枠となりましたが残りの2体がどうしても決まりませんでした。珠ゴリランダー、スカーフヒヒダルマなど色々試しましたが、ザシアン軸や受けループに不利感を残したまま最終4桁、2000位台で終了してしまいました。

S22でのリベンジのために構築記事を読み始るとすぐに、はなさかさんの記事を見つけました。

hansaka.hatenablog.com

(快く転載許可をいただきました、ありがとうございます)

ロンゲゼルネガモスガブを採用されており、私の前の構築は技構成と持ち物がだいたい一緒でした。残りの補完枠の2体を見ると、メタモンゴチルゼルでした。これまではなんとなく使わずにいた2体でしたが、悩んでいた答えが見つかったと感じたので、S22で使用する構築を決定。初めから最後まで採用ポケモンは変えずに、前期の続きの感覚で構築の練度を高めることにしました。

 


【コンセプト】

・壁を貼ってゼルネアスを通す
・残り4体の補完枠でゼルネアスをサポートする

いたってシンプルです。

私は7世代で超強力な積みアタッカーのZテクスチャーポリゴンZでの全抜きが大好きだったので、扱いやすいコンセプトでした。

以下、HP-こうげき-ぼうぎょ-とくこう-とくぼう-すばやさをH-A-B-C-D-Sとします。
一部のポケモンの性格はミント使用後の状態を記載しています。

 

【個体紹介】

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オーロンゲ@光の粘土

性格:図太い
特性:いたずらごころ
努力値:H244 A4 B212 D28 S20
H:できるだけ高く、奇数
B:壁時A特化+1ザシアンの巨獣斬確定耐え
S:ミラー意識で少しだけ、残りD
技構成:リフレクター/光の壁/挑発/イカサマ

壁貼り役。90%以上は選出したと思います。

技構成は一般的でこれら以外は考えられないほど手に馴染んでしまいました。挑発が打てる壁貼り役は偉いです。怪電波、電磁波、吠える、あくびなどの補助技をゼルネアスやウルガモスが浴びてしまわないよう、これらの技を持っている可能性があるポケモンには極力挑発を打った次のターンに交代するように心がけていました。

攻撃技がイカサマしかないのでAに努力値を振る意味はなくA0にすべきですが、他のシーズンの流用個体なのでA31、4振りのまま使っていました。

 

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ゼルネアス@パワフルハーブ

性格:控えめ
特性:フェアリーオーラ
努力値:H28 B156 C252 D4 S68
H:身代わり採用時の名残、実数値205
B:A特化+1ザシアン巨獣斬&電光石化超高乱数耐え
C:特化
S:準速ウオノラゴン抜き、後述のウルガモスと同速
D:余り
技構成:ムーンフォース/ドレインキッス/気合玉/ジオコントロール

今回の絶対的エース。禁伝環境ではできるだけ禁伝枠を選出することが重要と思っていました。不利な相手が比較的少ないと感じており、

禁伝枠だとザシアン、ホウオウ、日食ネクロズマ
一般枠だとガラルヤドキング、HDギルガルドヌケニン、黒い霧持ち(ドヒドイデマンタインなど)

このあたり以外で積んだゼルネアスを止めることは難しいので、上記のポケモンがいなければ必ず選出していました。

ドレインキッスは10万ボルトやサイコショックに変えようか迷ったときもありましたが場持ちが良くなるので汎用性が高いと判断して結局変えずじまいでした。


 

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ウルガモス@オボンの実

性格:図太い
特性:炎の体
努力値:H244 B204 S60
H:16n-1 (実数値191)
S:準速ウオノラゴン抜き、残りB
技構成:炎の舞/ギガドレイン/サイコキネシス/蝶の舞

普通のHBウルガモスです。
前期、サイコキネシスの枠は眠る、持ち物はカゴの実の型を使用していましたが、炎草の技範囲が通らないポケモンには起点にされることが多く、サイコキネシスを採用することでそれが解消されました。2000チャレではおそらく特性ヘドロえきと思われるドククラゲを突破して勝ちにつながったので、採用しておいて良かったと思いました。

 

 

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ガブリアス@ラムの実

性格:陽気
特性:鮫肌
努力値:AS特化、残りD
技構成:地震/スケイルショット/ストーンエッジ/剣の舞

前述したゼルネアスが苦手なほとんどのポケモンに強く、補完として優れていました。またあくびや鬼火に強く、扱いやすかったです。イベルタル、ホウオウ、日食ネクロズマ軸戦では禁伝枠を倒すエースとして、また受けループの崩し役としても活躍してくれました。

 
 

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メタモン@気合の襷

性格:いじっぱり (S下降の方が良いようです)
特性:かわりもの
努力値:H252 のみ 個体値がB<Dだったのでそのまま
技構成:へんしん

前期、ザシアンには壁貼り後にウルガモスの後投げばかりで対応しており、一緒に選出されるランドロスやウオノラゴンに苦戦し、大きく不利をとっていました。このポケモンを入れることで今シーズンはザシアン軸への勝率が大きく改善しました。

ザシアンの処理、カイオーガを削るor退かせる、積みストッパーなど様々な役割を持てて汎用性が高く、替えがきかない存在になりました。

最初は元記事通りスカーフで運用していましたが後述するゴチルゼルの持ち物をスカーフに変えたので、余っていた襷を持たせました。終盤はザシアン軸のスカーフメタモンに対する対策がだんだんきつくなってきたと感じていたので、スカーフと違い技の打ち分けができる点がやはり強いと感じました。

 

 

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ゴチルゼル@こだわりスカーフ

性格:穏やか
特性:影踏み
努力値:H252 B204 D52
D:補正なしC252ムゲンダイナダイマックス砲2耐え
技構成:アシストパワー/コスモパワー/トリック/眠る

対受けループ専用。途中まで元記事通りカゴの実を使用していましたが、みがちい型のラッキーが激増し、寝てる間にちいさくなるを積まれて普通にTODで負けることが頻発したので、ラッキーを意識してラスト一週間はこだわりトリック型に変えました。

なお、変更後もわりと負けたので使い方が下手だったと自覚しています。ヌオーがいなければガブリアスで積んで突破する方が多かったです。

 


【選出】

相手の禁伝枠によって選出はほぼ決めていました。

①コンセプト選出

オーロンゲ+ゼルネアス+ウルガモスorガブリアス

→以下に当てはまらなければ大体この選出で戦っていました。ホウオウ、イベルタル軸には基本ガブリアスを選出していました。

②ザシアン軸

メタモン+オーロンゲ+ウルガモス

→相手の初手が補助要員(ねばねばネット、ステロ撒き)と読んだ場合はオーロンゲ、そうでなければメタモンを初手に選出。ザシアンをコピーできなければオーロンゲにバックして壁展開に移ります。

相手の構築にウオノラゴンまたは水ウーラオスがいる時

メタモン+オーロンゲ+ゼルネアス

ウルガモスが苦戦を強いられるのでゼルネアスを選出しました。対面前に事前に積めれば、ほとんどのザシアンは確定2発で倒すことができました。

カイオーガ

メタモン+オーロンゲ+ゼルネアス

→初手にカイオーガを投げられるのがほとんどでした。眼鏡カイオーガだと壁を貼っていても潮吹き一発でオーロンゲが倒れてしまい、裏の物理アタッカー対策ができません。メタモンを初手に出してカイオーガを退かせるか削り、両壁を貼れる展開を目指しました。

④日食ネクロズマ

オーロンゲ+ガブリアス+ウルガモス

→型にもよりますがコスモパワーを積まれるとキツいため、ゼルネアスは選出しませんでした。オーロンゲを初手で捨てずに残すようにし、なるべくネクロズマに挑発を入れるように意識していました。ガブリアスウルガモスのそれぞれで積み展開を行い、相手に負荷をかけていきました。


⑤ムゲンダイナ軸(受けループ)
 
 
ガブリアスでヌオー、ゼルネアスでラッキーを誘ってゴチルゼルでキャッチ。スカーフトリックして1体突破を狙います。ヌオーがいなければガブリアスで積んで崩しを狙っていました。

ヌケニン入りには
を選出していました。
 
 

【S22所感】

ダイマなし禁伝環境は禁伝の性能が突出しているので、対応できる一般枠ポケモンがどうしても限られる、と改めて感じました。今期は使い慣れた前期の構築をベースに補完枠を早々に決め、極力変えずに潜っていました。結果としてプレイングの練度を高めることができ、約7割近い勝率という結果につなげることができたと思います。レート2000という目標は相変わらず高いハードルだったので、二度目の達成ができてとても嬉しかったです。

私事ですが6月に元気に産まれた子どもも夜泣きを卒業してくれて、対戦に集中できたのも追い風でした。子どもの成長にも感謝しています。
S23は少しゆっくりしながら対戦に向き合いたいと思います。


【Special thanks】

・構築を参考にさせていただいた はなさかさん
・期初の通話で今シーズンの構築の中身や目標を意識付けさせていただいたリホウさん
・私と日頃からTwitter上で関わってくださる皆さま

おかげさまで、また少し自己記録の更新ができました。ありがとうございました。
読んでいただいた方へ。
長くなりましたが最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

何かありましたらTwitter→@Yummy19xxまでコメントいただければ幸いです。

 

【シーズン18 最終176位/レート2000】勝負月のクレセカグヤ【祝初2000】

こんにちは。やみぃと申します。
剣盾ランクバトル シーズン18お疲れ様でした。

この度、ポケモン対戦をする上で自身の大きな目標としていた、念願のレート2000をついに達成することができました!
大切な節目の記録として、記事を残すことにしました。

以下、良ければご一読ください。



【自己紹介】

赤緑(初代)世代の社会人です。社会人になって6世代XYからポケモンに復帰し、どっぷりハマって今に至ります。
プレイスタイルは2人の子どもの子育て中ということもあり、いつも家族が寝静まってから主に深夜~早朝にかけてプレイしていることがほとんどです。
1シーズンの対戦数はいつもだいたい150戦くらいで、どうしても時間は限られますが、対戦を楽しんでいます。



【並び】

今シーズン使用した並びです。前回の冠環境最後のシーズン14でも同じような並びを使用していましたが、今回はもう少し自分の使いやすいように手を加えました。




【経緯】

前回の冠環境のシーズン14では自身初の2ROM並行での運用に挑戦してみました。私の1シーズンあたりの通常の対戦数は150程ですが、対戦数が2ROMに分散してしまい、両ROMとも対戦数が少なく順位も物足りない結果になってしまいました。
そこで、今シーズンの冠環境の再スタートを「勝負月」と捉え、同じ軸の構築で1ROMに集中して取り組み、リベンジを図ることとしました。

元構築記事はこちら、ビジネスマンさんの構築です。
bizhinesuman.hatenadiary.jp

こちらからフォローさせていただいて転載許可を取る予定でしたが、なんと今回の2000達成報告ツイートで先にフォローいただけてしまい恐縮でした。
今回の記事作成にあたり、快く転載許可をいただけました。ありがとうございました。

元記事の基本選出がとても強いので、そこは極力変えないことにしました。
シーズン14や仲間大会での使用を経て、自分の戦い方では以下のような課題があると感じ、使いやすいように変えていきました。
テッカグヤが単独の抜きエースだと、どうしてもしんどい場合があるので補完する
・受けループ対策を強化する



【S18結果】

TN:やみぃ 最終順位176位/最終レート2000
159戦101勝58敗(勝率63.5%)


自身初の2000到達。きっかり2000でした。前述のとおり最初から最後まで1ROMのみで潜っており、最後の方はとても心臓に悪かったです。
しかしその分、達成感が非常に大きかったです。今後今シーズン達成した最終順位や試合数を忘れることはないと思います。



【コンセプト】

元記事にある通り、クレセリアテッカグヤは基本セットで、あと1体を状況に応じて選択するパターンが多いです。
対受け構築には専用の選出をしていました。

パターンは大きく分けて以下の4つです。
①初手ウツロイドでの麻痺ステロ撒きからのテッカグヤ展開、クレセリアで詰め
➁初手ダイマで逃げ切り
③初手ウツロイドが不利を取りそうな場合、初手にアタッカーを選出、対面的に数的有利を取ってからテッカグヤ展開かクレセリアで詰め
④対受け構築

以下、HP-こうげき-ぼうぎょ-とくこう-とくぼう-すばやさをH-A-B-C-D-Sとします。
一部のポケモンの性格はミント使用後の状態を記載しています。



【個体紹介】

クレセリア@アッキのみ

性格:ずぶとい
特性:ふゆう
努力値:H252 B236 S20
技構成:アシストパワー(途中まで)→ムーンフォース/身代わり/瞑想/月の光

勝負月構築の軸、月ポケモン1。
積みアタッカーおよび詰ませ要員。調整は元記事そのままで、Sは同族(主にレヒレとミラー)意識です。
エースバーンやサンダーに強く、ダイマをたくさん枯らして活躍してくれました。
アシストパワーだと相手の悪ポケモン(主に悪ウーラオス)が出てくると退かざるを得なくなるため、途中で見直しをかけてムーンフォースを採用しました。
この変更が私の中では一番有効だったように思います。
・アシパ1点読みで身代わりを破壊しにきた悪ウーラオスを一撃で倒す
・アシパのように最低1回積まなくてもパッチラゴンなどのドラゴン相手に打点を持つ
・怪電波サンダーをCダウンさせて早めに身代わりが割れない状態に持って行って瞑想を積む
など利点がたくさんありました。
積み切って超火力のアシパでなぎ倒す、というパターンが通りにくくなっているように感じていましたし、ムーンフォースでも特段威力が物足りないとは感じませんでした。タイプは違えどキャラ的に技として似合っているので気に入っていました。



テッカグヤ@命の珠

性格:ひかえめ
特性:ビーストブースト(C上昇)
努力値:CS特化残りH
技構成:エアスラッシュ/てっていこうせん/大文字/メテオビーム

勝負月構築の軸、月ポケモン2。
珠ダイジェットエース。S1積みで陽気ガブリアス(最速102族)と同速で、霊獣ボルトロスをぎりぎり抜いているのも大きいです。
ステロを撒いて先に展開してしまえば、ダイロックでダイマサンダーを倒すことができ、今シーズンも何体も倒すことができました。
技構成は威力重視で、鋼技と炎技をラスターカノンと火炎放射からそれぞれ変えています。
技外しのリスクが伴いますが、とくにてっていこうせんは
ダイマターンが終わっても、ダイスチル並みの威力の技として最低1回は打てること
・ダイスチルの威力がダイジェットとラスターカノンベースのダイスチルより10高いので、等倍ダイジェット×2ではぎりぎり耐えられるような相手を倒せること
・加速済みの状態でHP半分以下で打つことで自主退場して、相手の後攻のダイマ技の影響(能力上昇やクレセリアの回復を妨げる天候変化)を防げること
このあたりがとても重宝しました。




ウーラオス(いちげきのかた)@こだわりスカーフ

性格:いじっぱり
特性:ふかしのこぶし
努力値:AS特化残りB
技構成:暗黒強打/インファイト/とんぼ返り/冷凍パンチ

元記事にもありますが、クレセリアテッカグヤはドラパルトを強く呼び、絶対に対処が必要なため、このポケモンも変更せずに採用しました。
ドラパルトを倒してしまえば、クレセリアでの詰ませが通るようになることが多いので、初手で積極的に奇襲して倒すようにしていました。
技構成は不意打ちをいれようか迷いましたが、こちらのウツロイドを見て初手に出てくるガブリアスが多く、冷凍パンチを採用。
元記事から変更なしで全く同じ構成になり、結局これが一番使いやすいと感じました。


ウツロイド@気合の襷

性格:おくびょう
特性:ビーストブースト(C上昇)
努力値:CS特化残りH
技構成:草結び/アシッドボム/ステルスロック/電磁波

ステロ撒き起点作り要員。こちらも技構成は元記事と同じですが、これが一番使いやすかったです。
構築に電気が一貫してるためか、初手サンダーとの対面がやたらと多く、その場合必ず退いてくれたので悠々とステロを撒けました。
電磁波はテッカグヤを展開する上で必須。またD2段階ダウンのアシッドボムも強く、ステロを撒いてからポリ2などに対して打ってダイジェットの圏内に入れるようにしていました。また2000チャレでは相手のゴチルゼルのコスモパワーの起点になることを防いでくれました。



カイリュー@こだわり鉢巻

性格:いじっぱり
特性:マルチスケイル
努力値:AS特化残りH
技構成:ダブルウイング/逆鱗/地震/神速

補完枠としてテッカグヤの他にもう一体抜きエースにもなれるポケモンが欲しいと感じ、元記事のガブリアスをアタッカーに変更しようか迷いましたが、スカーフや珠は取られていたので持ち物の関係でこちらを採用することにしました。
ダイジェットからの逆鱗で全抜きエース、特性による耐性を活かしたストッパー、初手DMで荒らし、退いてから神速でのスイープなど、様々な役割を持たせることができ、かゆいところに手が届く存在でした。
この型はサブウェポンに馬鹿力を採用している個体が多いように感じていますが、地震を採用したところテッカグヤが苦手とするパッチラゴン、ジバコイルヒードランウツロイドアーゴヨンあたりに刺さっていったので選択して良かったかなと思います。また構築で一貫している電気をごまかすのに有効でした。



ラプラス@カゴの実(キョダイマックス)

性格:ずぶとい
特性:ちょすい
努力値:H196 B252 S60
技構成:絶対零度/渦潮/滅びの歌/眠る

対受け構築決戦兵器。一般選出用の汎用性を落として特化していました。ウオノラゴンの選出抑制も担ってくれたかと思います。
初手で渦潮→滅びの歌→眠カゴ眠りまたはキョダイセンリツによる壁貼りで粘り、滅ぶターンでクレセリアにつなぎ強引に一体持っていって、そのまま数的優位を保って勝ち、を目指しました。
初手で身代わり持ちに交代されるとやっかいですが、滅びの歌で一旦流して絶対零度の試行回数狙いに切り替えることもできました。
基本受け構築にしか出さないので圧倒的に選出率は低かったですが、対受け構築性能はとても高かったです。
ついでにペンドラーバトンパ等にもEasy-winをもらえました。



【選出】

ウツロイド&クレセカグヤ

→最も多い選出パターン。ステロからテッカグヤで全抜き狙い、クレセリアで詰めます。


②ウーラオス&クレセカグヤ

→相手にドラパルトがいる時にまず検討する選出。ガブリアスがいるパターンにもこの選出が多かったです。


カイリュー&クレセカグヤ

テッカグヤが苦手なパッチラゴン、アーゴヨンヒードランなどがいるパターンで選出してました。
ポリ2がいる構築にはこの選出は控えました。


ラプラスクレセリア+ウーラオスorカイリュー
→受け構築に対する選出です。今シーズンはいつもより当たった数は少なかったですが、高い確率で勝ちを拾えて良かったです。



【これまでの振り返り】

今回ようやくレート2000という自身初の大台を達成でき、感無量で達成ツイートしたところ、想像以上に多くの方から祝福をいただくことができました。
少し長くなりますが過去を振り返ってみたいと思います。

私は対戦自体は6世代XYからはじめましたが、当時は1900や2000など雲の上の領域だと思っていました。
本格的にもっと上を目指そうと思ったのは7世代USUMのシーズン12からで、毎シーズン対戦するようになりました。USUMのシーズン14で初めて1900達成し、とても嬉しかったのを覚えています。この時も軸の一つはウツロカグヤでした。
その頃Twitterもはじめて、世の中にものすごく強い方々がたくさんいることを知りました。

さて、そのTwitter上で特に最初期からお世話になっている方の一人がリホウさんです。
リホウさんは私が今更紹介させていただくまでもない方ですが、特に私のような社会人ポケ勢にとって、対戦を長く続ける上でとてもためになる内容の記事を数多く書かれています。モチベーション維持にとても有効なので、多くの記事の中で私が特に印象に残っている内容の一つを紹介させていただきます。
https://piyopiyopunch.at.webry.info/202005/article_2.html

記事内には
「このゲームは正しい努力を積み重ねれば、長期的に見て必ず強くなっていくところが素晴らしい点だと思っています。」
とあります。

剣盾でもなかなか結果がでないなぁ、と思っていた私でしたが、この内容に前に進む力をいただいていました。
そして今回のレート2000の達成で、記事の通り長期的に見れば自分自身が強くなれたことを強く実感することができました。
いつも記事を読ませてもらっている一読者として、記事の内容を体現できたのであれば、とても嬉しく思っています。

最後に、
・いつも素晴らしい記事を提供いただき、私の2000達成を自分ごとのように祝福していただいたリホウさん
・強いベース構築を公開していただいたビジネスマンさん
・日頃からTwitter上で交流させていただいているパパポケ勢、社会人ポケ勢をはじめとする全ての皆さま

おかげさまで、長い間の目標にようやく到達することができました。本当にありがとうございました。

私事ながら来月は子どもが産まれる予定で、正直これまでのように対戦数を確保することは難しくなると思っています。
一方で今月5月は、GWもあって対戦数をいつもより早めに確保できましたし、レート2000を達成する最大の勝負月と考え取り組んでいました。実際、節目のレート1800/1900もいつもより1週間早くたどり着くことができ、ある程度余裕を持って2000に挑戦できました。
モチベーションを維持して長く続けることも大事ですが、今期のようにどこかで集中的に取り組んで大目標を掴み取ることができたことは、大きな自信になりました。

これからもポケモン対戦は続けていきたいので、来シーズンも時間の許す限り取り組んでいきたいと思います。
何かありましたら[twitter:@Yummy19xx]までコメントいただければ幸いです。

【シーズン16 最終442位/レート1922】月光乱舞カイオーガ展開構築【シーズン25 最終941位/レート1829】

はじめまして、やみぃと申します。
剣盾ランクバトル シーズン16お疲れ様でした。

今シーズンは年度末で新生活の準備等もあり少々忙しく、対戦数もそれほど多く確保することができませんでした。ですが自身の目標としていた最終順位/最高レートの更新をそれぞれ達成できたので、記録として久々に記事を書くことにしました。
レイアウトや表現等に至らない点があるかもしれませんが、ご容赦ください。

(2022年1月1日追記:シーズン25は当初別の構築を使っていましたが、最終2日間のみ本記事とほぼ同じ構築で潜り、最終3桁に滑りこみました。最終941位/最終レート1829でした。)



【自己紹介】

赤緑(初代)世代の社会人です。
以前の記事に長々書いているので割愛しますが、2人の子どもの子育て中であり、家族が寝静まってから主に深夜~早朝にかけてプレイしています。
1シーズンの対戦数は少ない時は100、だいたい150戦ほどで、時間は限られますが対戦を楽しんでいます。



【並び】

今シーズン使用した並びです。

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【S16結果】

TN:やみぃ 最終順位442位/最終レート1922

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最終3桁達成は4度目ですが、前半(500位以内)は初めてでしたので、素直に喜んでいます。

(2022年1月追記:シーズン25での本記事の構築の成績は42戦28勝14敗、勝率は66.7%でした。)

 

【経緯】

シーズン15では最終日2日前まで迷走を重ね5桁帯をさまよっていたのですが、珠オーガ軸トリルクレセ展開のパーティがWEBで動画公開されたので何気なく使用したところ、あっさり10連勝以上できてしまいました。その超火力の虜になり、今シーズンでも引き続き使用しようと思い、構築を改善していくことにしました。
環境は当初オーガサンダーナット構築とラプザシ構築が多いと感じていたので、それらになるべく負けないよう意識して構築を組みました。


【コンセプト】

①珠カイオーガで初手ダイマで荒らす
カイオーガを残して襷持ちかクッションに退く
クレセリアでトリルし、三日月の舞でカイオーガを再展開

いわゆる月光乱舞、前から存在するこの呼び方が気にいっています。対受けループを除くほぼ全ての試合でこのパターンで勝利を目指しました。

以下、HP-こうげき-ぼうぎょ-とくこう-とくぼう-すばやさをH-A-B-C-D-Sとします。
一部のポケモンの性格はミント使用後の状態を記載しています。


【個体紹介】※採用順

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カイオーガ@命の珠

性格:ひかえめ
特性:あめふらし
努力値:HC特化残りB
技構成:潮吹き/冷凍ビーム/雷/波乗り

禁止伝説枠。圧倒的超火力のエース。初手ダイマ&月光乱舞で相手のほぼ全てのポケモンを倒しに行きます。このポケモンの被ダメを見誤ってトリル展開前にうっかり倒れたら負けるので注意しました。

技構成は一般的だと思います。根源の波動の命中不安を嫌って波乗りにしましたが、全く威力不足は感じませんでした。

コンセプトなので選出率はほぼ100%。

 

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クレセリア@ナモのみ

性格:のんき
特性:ふゆう
努力値:HB特化残りD
技構成:ムーンフォース/トリックルーム/三日月の舞/月の光

 

今回の要、月光乱舞クレセリア

ナモのみのおかげで、悪ウーラオスイベルタル相手でも安定してトリル展開ができました。

基本死に出しからトリル→即三日月の舞で良かったですが、状況に応じて襷悪ウーラオスに一撃加えたり、ムーンフォースでCダウン狙いしたり、月の光で粘ってダイマを枯らしたりと、それなりに判断が必要な場面もありました。

 


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ウーラオス(いちげきのかた)@気合いの襷

性格:いじっぱり
特性:ふかしのこぶし
努力値:AS特化残りD
技構成:暗黒強打/インファイト/不意打ち/カウンター

安心と信頼の襷枠。対面性能が非常に高く、汎用性の塊。

HB特化サンダーへの与ダメを意識していじっぱりにしていました。
黒バドレックスが環境に多く、パーティにいなくてはなりませんでした。
カウンターはほぼ打たなかったので変えてもよいと思います。

 

ここまでの3体で、体感7-8割の試合は戦っていました。

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サンダー@ゴツゴツメット

性格:ずぶとい
特性:せいでんき
努力値:HB特化残りS
技構成:ボルトチェンジ/暴風/羽休め/熱風

クッション枠。技構成は至って普通です。オーガサンダーナットのサイクル戦出に見えるようにする意図もあります。ウーラオスの代わりにザシアン軸やゴリランダーがいる構築に選出してました。


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ナットレイ@たべのこし

性格:しんちょう
特性:鉄の棘
努力値:HD特化残りB
技構成:タネマシンガン/ボディプレス/鉄壁/やどりぎのタネ

クッション枠。相手のオーガサンダーナットに対して、強くしたいと思い採用していました。カイオーガを通す上で最大の壁となる相手のナットレイに強くなる鉄壁ボディプレス型とし、その上で相手のスカーフカイオーガに後投げしたかったのでHD特化しています。

とはいえ正直ちくはぐな型で、終盤はオーガサンダーナットが大きく減って結局あまり選出しなかったので要検討です。

(追記)シーズン25ではタネマシンガン→ステルスロックに変更しました。


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ドリュウズ@オボンのみ

性格:慎重
特性:型破り
努力値:HD特化残りS
技構成:地震/アイアンヘッド/剣の舞/角ドリル

ここまででムゲンダイナ軸受けループやゼルネアス軸の構築が重たかったので、それらに強いポケモンとして以下の記事を参考に採用しました。
https://kenson-poke-sha.hatenablog.com/entry/2021/03/02/005230

作成者のケンソンさんに快く転載許可をいただけたので紹介します。
角ドリルの試行回数を稼いで戦い、型破りで頑丈エアームドも角ドリルで倒せますし、剣舞持ちでハピラキに圧を掛け、天然ヌオーにも強めです。受け構築対策の専門家として活躍してくれました。
ゼルネアスにもトリルを含めて抗うことができました。


【選出】

カイオーガクレセリア+α

→コンセプト選出。ほぼこの選出で戦っていました。αについては迷ったらウーラオスの選出をしていました。オーガサンダーナット構築にはナットレイ、ラプザシ構築にはサンダーを出すことが多かったです。
身代わり持ちザシアンが後半以降減っていたのは追い風でした。


カイオーガクレセリアドリュウズ

→受けループ系はこの選出でドリュウズに三日月の舞をして角ドリルの試行回数を稼いで戦ってました。一応カイオーガの雨でムゲンダイナの炎技の被ダメを抑えることができます。
ヌケニン入りにはクレセリアの代わりにウーラオスを出しますが、突破手段が限られすぎてしんどかったです。

 

カイオーガ+サンダー+ナットレイ
→有名すぎるサイクルの並びですが、個人的にサイクル戦は不得手で勝率はお察しです。序盤にクレセリアがあまりにも何もできなさそうと感じた時だけ、数回しか選出しませんでした。それ以降は割り切って、コンセプト通りクレセリアばかり選出してました。
 

【S16所感】

竜王戦の環境に苦労していましたが、今シーズンでようやく慣れてきた気がします。仕事や育児をしながらレート2000を達成される方もお見かけし、とても刺激を受けました。私にとって高い目標ですが、負けずに目指していきたいです。

さて、私事ながら新居が完成し、この春から新たな生活を始めました。今まで以上に家族との時間を大切にしながら、ポケモンとの両立を目指します。

 

最後に、

ドリュウズを参考にさせていただいたケンソンさん
・日頃からTwitter上で関わってくださる皆さま

おかげさまで、また少しだけですが自己記録の更新ができました。ありがとうございました。目標を引き上げて頑張ります。

読んでいただいた方へ。
拙い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

何かありましたらTwitter→@Yummy19xxまでコメントいただければ幸いです。

【シーズン11 最終812位/レート1852】壁ステロエース+奇襲ドサイポリZ

はじめまして、やみぃと申します。
剣盾ランクバトル シーズン11お疲れ様でした。

この度、自身2度目の最終3桁順位を達成し、最高最終順位を少しだけ更新できました。

とはいえ、
・デフレシーズンのため、最高最終レートの更新には至らなかったこと
・3桁後半の投稿記事が少ないこと

上記の理由から正直、記事を書くか迷っていましたが、せっかくなので2ヶ月間楽しんだ珍しい環境の記録を残しておきたいと思い、書くことにしました。

未だに記事を書くのが不慣れなため、レイアウトや表現等に拙い点があるかと思います。ご容赦ください。



【自己紹介】

赤緑(初代)世代の社会人です。
前回の記事に長々書いているので割愛しますが、2人の子どもの子育て中であり、主に深夜~早朝にかけてプレイしています。
1シーズンの対戦数は100~150戦ほどで、時間は限られますがなるべく厳選の手間は省いて、対戦を楽しむように取り組んでいます。



【並び】

今シーズン使用した並びです。
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【S11結果】

TN:やみぃ 最終順位812位/最終レート1852
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【経緯】

今シーズンの動機は以下の通りでした。

①久々に壁貼り+ステロの構築にしたい(第7世代で大好きな構築でしたが、8世代では半年以上使ってませんでした)
②ランクマで未使用だったヨロイ環境の主人公、ウーラオスを採用
③過去に育成済みのポケモンをなるべく採用

環境をメタって考えるというよりは、2ヶ月間の上位禁止ルールが今シーズンで終わってしまうので、やりたいことをやろうという気持ちが強かったです。


【コンセプト】

①エース補助2枠(壁貼り・ステロ撒き)
②ダイジェットエース2枠
③補完2枠

壁かステロを選択して、エースで荒らして残り1体でフォロー。シンプルですが、自身が一番好きな展開を目指しました。
やりたいことを先に決めたので、上記の枠に合うポケモンを探していきました。

以下、HP-こうげき-ぼうぎょ-とくこう-とくぼう-すばやさをH-A-B-C-D-Sとします。
一部のポケモンの性格はミント使用後の状態を記載しています。


【個体紹介】※採用順

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ウーラオス(れんげきのかた)@命の珠(通常ダイマックス)

性格:ようき
特性:ふかしのこぶし
努力値:AS特化残りB
技構成:水流連打/インファイト/燕返し/雷パンチ

今シーズンのエースその1。ヨロイ環境で一度も使用していなかったので最後くらいは、と思い採用しました。
調整、技構成は至って普通です。
持ち物は最初は壁貼りと相性の良い弱点保険を持たせていましたが、保険発動なしでは耐久に振ったアシレーヌをダイサンダーで倒せないことがあったので、珠に変えました。
また、天候(後述するキュウコンのあられ)を変えたり、水流連打の威力をあげるために通常ダイマックス個体で運用しました。

ほとんどの試合でエースとして選出し、申し分ない活躍をしてくれました。


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ハガネール@レッドカード

性格:わんぱく
特性:頑丈
努力値:HB特化残りA
技構成:地震/ボディプレス/ステルスロック/ドラゴンテール

ステロ撒き。過去、ステロ撒きにはいつも襷を持たせていましたが、今シーズンは補完のダイマックス切り返し枠に襷を持たせようと思っていました。そこで襷がなくてもステロ撒きができそうなポケモンを探していると、以下の構築に目が留まりました。

https://morumossoy.hatenablog.com/entry/2020/10/01/151430

記事を書かれたもるもっそいさんには、快く転載許可をいただきました。
ありがとうございました。

元記事でもエースとしてウーラオスを採用されており、目指していた形に近かったので、このハガネールを後述のドサイドンとともに採用させていただきました。

頑丈による行動保証もさることながら、もとの物理耐久はさすがの性能で、特化鉢巻ウーラオスの水流連打も余裕で耐えてくれるので、ステロを撒きたい時にはしっかりと撒いてくれました。

Aには全く振ってませんが、レッドカードで引き出した格闘弱点相手にB特化ボディプレスで思わぬ大ダメージを与えることができ、相手のテンポを崩すことができる良い先発用員でした。
エースが苦手とするパッチラゴンを選出段階で抑えてくれたのも良かったです。


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ドサイドン@気合いの襷

性格:いじっぱり
特性:ハードロック
努力値:HA特化残りB
技構成:ロックブラスト/地震/カウンター/メタルバースト

補完枠その1、ダイマックス切り返し用員。シーズン10では襷じたばたホルードを使用していましたが、型が有名すぎて読まれることが多発したため、変えたいと思っていました。

こちらも参考元の記事を読んで採用させていただくことにしました。
メタルバーストドサイドンは昔育成したものの結局ボックスで眠っていたことを思いだし、パッチラゴン環境の今なら活躍できると思ったので、すぐに連れてきました。

使用感としては間違いなく今期のMVPでした。
正直もっと読まれるのではないかと思っていましたが、思いの外警戒されず、物理であろうと特殊であろうと関係なくダイマックスポケモンをなぎ倒してくれる頼もしい背中を見ることができました。

また通りが良ければ、普通にダイマックスエースとして活躍もできるので、時々エースを差し置いてダイマックスさせていました。ダイロックによる砂下の特防アップも含めて、ダイマックス技がどれもステータスアップに繋がるので殴り合いを制することも多かったです。


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キュウコン(アローラのすがた)@光の粘土

性格:おくびょう
特性:ゆきふらし
努力値:S最速100族抜き、H実数値151、BようきAS振りウーラオスの水流連打+壁下アクアジェット耐え、D4残りC
技構成:フリーズドライ/ムーンフォース/絶対零度/オーロラベール

壁貼り役。このポケモンは様々な構築で、壁貼り役として標準的に採用されていた印象でした。
ゆきふらしとの相性面から、ドサイドンの襷に対する相手の警戒が少しでも薄まれば良いという意図もあり、採用しました。

このポケモンも過去作から引っ張って来たものですが、フリーズドライムーンフォースが新遺伝技のため、改めて覚えさせるのに少々苦労しました。

使用感としては、ウーラオスのごり押しを可能にしてくれる無難な活躍でした。ただ、当然のように壁貼りが警戒されて相手の初手のスカーフ持ち等に何もできずに倒されることも度々あり、何も考えずに初手に選ばないようにはしていました。


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ポリゴンZ@こだわりスカーフ

性格:控えめ
特性:適応力
努力値:CS特化残りH
技構成:破壊光線/さわぐ/悪の波動/トリック

補完枠その2。初手での奇襲、終盤のスイーパー、ダイマックス切り返し、受けループへのスカーフ押し付けなど色々な役割をこなしてくれました。第7世代でエースとして愛用していた個体で、型は変更しましたが、再びともに戦えて楽しかったです。

キュウコンが初手のゲンガーやスカーフポケモンを呼ぶのでそこに合わせるようにしていました。

エース展開前に削っておきたいアシレーヌや相手のキュウコンと初手で当たることも多く、とにかくあまり仕事させたくないポケモンに対しては、裏のゴーストに注意して積極的に破壊光線を放っていました。
さわぐはモロバレルや眠るを採用したポケモンを相手するのに役立ちました。また、無振りウーラオスくらいであれば高乱数1で倒せるので重宝しました。
破壊光線、さわぐで絶好の起点にされたように振る舞い、相手エースのダイジェットを誘発、こちらのドサイドンで奇襲的になぎ倒す、という立ち回りも良くしました。特に相手の水ウーラオスダイマックスされずに戦われるときつかったので、誘発できたときは喜んでいました。

サブウェポンについては襷催眠ゲンガーが構築単位で重いので、せめてもの怯みを期待してシャドボでなく悪の波動にしました。
ただ幸いにも、今回は初手で当たったのがダイマックス珠ゲンガーばかりでした。悪の波動でダイマックス無振りゲンガーを約90%の乱数2発で倒せるため、一回上から殴った後に、退かせるか捨てるかの択を迫ることができ、優位に立つことができました。
終盤は相手もこちらのスカーフを察してか、ゲンガーに初手からダイアタックを良く打たれましたし、打たれなくても相手の呪われボディが発動するたびにうなだれていました。


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リザードン@オボンのみ(通常ダイマックス)

性格:ようき
特性:もうか
努力値:AS特化残りH(偶数調整)
技構成:フレアドライブ/ダブルウイング/げきりん/はらだいこ

エースその2。ここまでで受け系のサイクル構築が重かったので、前から気になっていた、はらだいこリザードンを使うことにしました。
技構成と調整はこちらです。なたでここさん、転記を快く了承いただき、ありがとうございます。
https://natacopoke.hatenablog.com/entry/2020/10/03/134608

積極的に天候(あられ)を変えたかったのと、展開後の相手の水技(特にアクアジェット)の被ダメを抑えたかったので、元記事通り通常ダイマックス個体にしてます。

選出率はおそらく一番低かったですが、出せてはらだいこを決めさえすれば、あっさり試合を決めてくれる強力なポケモンでした。
今シーズンは特にモジャンボハピナス(またはラッキー)の組み合わせが一定数いたので、モジャンボに繰り出し、はらだいこでイージーウィンを稼ぐことができました。



【選出】

①初手(ハガネールまたはキュウコン)+ウーラオスドサイドンまたはポリゴンZ

→初手ステロか壁、ウーラオスで2体ほど倒してドサイドンポリゴンZで詰め。一番多いパターンでした。相手がシンプルな対面構築ならキュウコンを選んでいました。技の通り具合によって、時々ドサイドンポリゴンZでもダイマックスしてました。


②初手ポリゴンZ+ウーラオスドサイドン

→ゲンガーやスカーフっぽいヒートロトム等がいて、壁貼りキュウコンが何もできずに倒されそうな気配を感じたときや、相手もアローラキュウコンの壁展開かなと思った時は、この選出にしていました。


③初手ドサイドンリザードン+ウーラオスまたはポリゴンZ

→流行っていた初手ダイマ+モジャハピ(ラキ)のような構築にはこの選出にしていました。


キュウコンポリゴンZリザードン

→受けループ相手の選出。シーズン10は全敗してしまい、今シーズンは反省を踏まえてある程度は戦えるようにしました。結局2、3度ほどしか当たりませんでしたが絶対零度とスカーフトリック、隙をついたはらだいこで勝つことができました。



【S11所感】

今シーズンは上位禁止という特殊ルールでの最終シーズンでしたが、自分の好きな並びで戦うことができて、楽しかったです。

毎回どこかで4連敗以上を喫したりするのですが、今回はこの構築にしてから3連敗までにとどまり、勝率6割以上をキープして終えることができました。
自分なりに比較的安定した構築を組めたかと思うので、満足しています。

最後に、

・構築を参考にさせていただいたお二方
・細々とやっている私と日頃からTwitter上で関わってくださる全ての皆さま

おかげさまで、少しだけですが自己記録の更新ができました。本当にありがとうございました。

S12は大きく環境が変わりますが、7世代を代表する多くのポケモンたちと再び戦えるようになり、とても楽しみです。早く準備を終えて参戦したいと思っています。

読んでいただいた方へ。
拙い文章だったかと思いますが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

何かありましたらTwitter→@Yummy19xxまでコメントいただければ幸いです。

【シーズン9 最終991位/レート1913】リザラプ軸+α対面構築

はじめまして、やみぃと申します。
剣盾ランクバトル シーズン9お疲れ様でした。

この度、自身の目標としていた最終3桁順位を達成できたので、記念に記事を書いてみることにしました。

初めて記事を投稿するので、レイアウトや表現等に拙い点があるかと思いますが、ご容赦ください。



【自己紹介】

赤緑(初代)世代の社会人です。

社会人になってから6世代XYでポケモンに復帰し、どっぷりはまりました。
対戦についてはORAS~SMではレート戦の最初の1~2シーズンと、その後気が向いたときに気ままに参加する程度でしたが、USUMの途中から毎シーズン参加するようになり今の剣盾に至っています。

現在は2人の子どもの育児奮闘中でもあり、プレイ時間の多くは家族が寝てからとなるので、ランクバトルには23:00以降の深夜~早朝に潜っていることがほとんどです。

1シーズンの試合数は頑張って150戦くらいで、時間がどうしても限られるので、厳選/育成の手間は可能な限り少なく済ませ、なるべく対戦数を増やせるよう取り組んでいます。



【並び】

お詫び:本記事投稿前にツイートした画像に表示されていたコードでは、努力値調整が最終版ではありませんでした。こちらが最終版です。
(並びは変わっていません)



【S9結果】

TN:やみぃ 最終順位991位/最終レート1913



【経緯】

私は7世代USUM時代に本格的にレート戦に参加するようになりました。7世代ではずっとステロや壁貼りなど起点作りから始まる積み構築を使っていました。

剣盾でも引き続き積み構築を使うも、結果は伸び悩み、強くなるには他の戦術についての理解を深めることが必要だと考え、S5くらいから他の構築(サイクル/対面)を使ってみることにしました。

S5~S7はサイクル構築を使いましたが手に馴染まず、S8は自分なりに考えてラプラス軸の対面構築を使用しました。しかし残念ながら結果は中途半端に終わってしまい、なんとかリベンジしたいと思いました。

S8が終わって色々と強い方の記事を見ていたところ、以下のぽせいどらさんの対面構築に目がとまりました。

(快く転載の許可をいただきました。ありがとうございます。)
https://yakkun.com/bbs/party/n334

前置きが長くなりましたが、上の記事に自分が対面構築でやりたかったことが具体化されたような第一印象を受け、こちらをベースとさせていただくことに決定しました。

ただ、そのまま使わせていただくだけでは面白くないので、自分なりに使いやすくアレンジしていくことにしました。



【コンセプト】

まず、ダイマックス(以下ダイマ)エースとしてリザードンおよびラプラスを元記事の通り採用(ラプラス努力値調整は変更)。
草炎水の並びが好きなのでゴリランダーも採用しました。

残り3枠を試行錯誤しつつ、使うポケモンを変えながら潜っていました。
最終的には4枠が元記事と同じポケモンで、2枠が新規採用のポケモンになりました。

意識した点は以下の通りです。

①(通りそうなら)エースの初手ダイマで場を荒らし、残りのポケモンで逃げ切る

② ①が無理そうであれば、対面性能の高い非ダイマ枠で1:1交換以上の状況にして、2vs2からエースを通す。
→シーズン後半は選出段階で初手ダイマは通りそうにないと感じてしまうことが多く、このパターンがほとんどでした。

③ポリ2同士の対面がTOD合戦となるため、時短のためにポリ2は採用しない

以下、HP-こうげき--ぼうぎょ-とくこう-とくぼう-すばやさをH-A-B-C-D-Sとします。



【個体紹介】※採用順



リザードン@いのちのたま(キョダイマックス)

性格:控えめ
特性:もうか
努力値:44-0-4-244↑-4-212
実数値:159-x-99-176-106-147
技構成:ブラストバーン/暴風/ソーラービーム/ねっさの大地

1番目のダイマエース。
今まで使っていなかったリザードンを厳選することに決め、ボックスを何気なく見ていたところ、はるか昔にもらったポケモンセンターメガトウキョーのプレシャスボール入り色違いリザードンを発見しました。
せっかくなのでエースは色違いにしたい、と常々思ってましたがいつも時間の関係で諦めることが多かったので、ようやく色違いエースが実現できて嬉しかったです。

メガ進化推しのキャンペーンでもらったこのポケモンは、もらったことを忘れていた私のせいで結局1度もメガ進化することなく、8世代でキョダイマックスポケモンとしての道を歩むことになりました。なんとか活躍させてあげなければ、と思いました。

調整は途中色々迷いましたが、最後まで元構築そのままとしました。Sラインは最速ギャラドス抜きです。

結果として心配は杞憂で、今期のエースとして大活躍してくれました。
キョダイゴクエンで実質襷を貫通、HDポリ2すら受け出しを許さず、非常に強かったです。
初手ダイマをして通りの良いときは、そのあとの他のポケモンのごり押しであっさり勝ててしまうことも多かったです。

初手に出さずに後ろに据えて、2vs2の状況から展開するエースとしても非常に強力でした。


ラプラス@弱点保険(キョダイマックス)

性格:控えめ
特性:うるおいボディ
努力値:4-0-116-252↑-4-132
実数値:206-x-115-150-116-97
技構成:うたかたのアリア/フリーズドライ/かみなり/絶対零度

2番目のダイマエース。
持ち物の弱点保険で多くのダイマックスポケモンと渡り合えるようになります。
特に格闘技を打ってくれるエースバーンに勝てるのが強みでした。

調整としては、元記事よりだいぶSラインをあげました。Sが高めのポリ2やラッキーに身代わりを貼られて何もできなくなり負け、が個人的に一番嫌な負け方なので、なるべく多くの耐久ポケモン絶対零度が打てるよう「麻痺したエースバーン抜き調整ポケ(実数値95)抜き抜き」の97にしました。

そのあとDL対策調整を施して残りはBに振りました。環境に存在する多くのポリ2やラッキー、60族ジバコイルアシレーヌ等の上を取れるよう意識しました。

とはいえ、ポリ2に受け出しされて簡単にダイマを枯らされると負けなので、ポリ2入りにはあまり出せませんでした。このポケモンの2vs2からの圧力には信頼を置いていてたので、1体倒してからダイマをするようにしていました。


ゴリランダー@こだわり鉢巻(キョダイマックス)

性格:ようき
特性:グラスフィールド
努力値:4-252-0-0-0-252
実数値:176-177-110-X-90-150↑
技構成:ウッドハンマー/叩き落とす/グラススライダー/10万馬力

初手での削りまたは詰め用員。

グラスフィールドでのHP回復量効率化、実数値を16nにするためH4振りに変更。
Sは元記事の通りのまま、最速キッスを抜いています。
キッス引きを読んだ場面でウドハン選択して負荷をかけたり、積んでくるキッスを対面で削ることができました。
また、準速ウーラオスよりSが1高いので、襷悪ウーラオスのあんこくきょうだ→ふいうちのパターンを許さず、グラスラ2発で倒すこともできました。

半減くらいなら何の問題もなく、多くのポケモンにグラスラで十分な削りができ、想像以上に汎用性が高かったです。

なお、基本的にはダイマをしないので、最初は貴重なダイキノコを使うのを躊躇い、普通のダイマックスで使用してました。しかし、草食マリルリに見事に完封されたので、泣く泣くキノコ狩りをしました。
晴れてキョダイマックスポケモンとなった後は、一度だけ草食(と思われる)マリルリをキョダイコランダで倒し、その試合に勝利できました。


ジバコイル@こだわりメガネ

性格:控え目
特性:がんじょう
努力値:124-0-0-252-0-132
実数値:161-X-135-200↑-110-97
技構成:てっていこうせん/10万ボルト/ラスターカノン/ボルトチェンジ

新採用のポケモン。デザインが好きです。
対面性能が非常に高いこと、キッスに負荷をかけたいのと、幅広い構築に初手に出せそうなポケモンとして新たに採用しました。

特化メガネてっていこうせんで無振りダイマキッスやH振りカバルドンを確定一発、HDポリ2も確2の火力は病みつきでした。

一番使用したのはボルチェンで、地面がいない構築相手にポチポチ押して削りに使ってました。後攻ボルチェンでゴリランダーにつないで有利対面からウッドハンマーを打ったり、襷を潰さずにエースバーンを出したりと、使用感の良いポケモンでした。

Sは前述のラプラスと同値とし、耐久型ポケモン、特にエアームドやアーマーガアの上を取るように意識しました。残りは全てHに振ってました。
途中Hは16n-1の159にしようか迷いましたが、タイプ的に砂ダメージは受けないのと、ゴリランダーと組んで選出することも多くHP回復量を増やすために、そのままとしました。


エースバーン@襷(非キョダイマックス)

性格:ようき
特性:リベロ
努力値:0-252-0-0-4-252
実数値:155-168-95-X-96-188↑
技構成:アイアンヘッド/カウンター/とびひざげり/ふいうち

普通の襷エースバーンです。
主にストッパーとして大活躍してくれました。キョダイ個体にする必要がなかったため、ダイキノコ狩りをしなくても良かったのは大変助かりました。

これも元記事通りの採用となってますが、序盤~中盤は同じような役割の襷枠としてエースバーンを外して、じたばたホルードを使っていました。

しかし、シーズン中盤サブロムで元構築を使って潜ってみて、以下の点においてエースバーンの方が優れていると感じたので、このポケモンの採用に落ち着きました。

・ポリ2への最高打点(タイプ一致とびひざげり)
・襷消費後もSが高いので、相手の残りの多くのポケモンに対しても何かしら行動できる
・数を増やしていたキッスに対し、上から安定した打点のアイアンヘッドをタイプ一致で打てる

ダイマストッパーとしてはもちろん、普通に戦っても十分すぎるほど強く、ほとんどの試合に選出しました。

襷カウンターは読まれると一気に苦しくなりますが、想像以上に決めることができました。多くの試合でダイマポケモン(物理エースバーン、流行っていたねむカゴギャラなど)を倒してくれました。

ジバコイルが初手で相手のエースバーンのキョダイカキュウで一撃で倒されても、そのあと捲り返すことができました。幸いにも今期は初手の特殊エースバーンとほとんどマッチングしませんでした。


オーロンゲ@後攻の尻尾

性格:いじっぱり
特性:悪戯心
努力値:212-172↑-124-0-0-0
実数値:197-178-101-X-95-80
技構成:じゃれつく/ふいうち/トリック/ちょうはつ

ラスト一週間のみ採用しました。
元記事ではアッキミミッキュだった枠です。構築の最後の一体としてアッキミミッキュとたべのこし詰ませエルフーンとを試しましたが、あまり上手く運用できませんでした。対面での攻撃性能があって、かつ他のサポートもできるポケモンが欲しいと感じました。

オーロンゲは過去に使用経験があり、対面攻撃性能もそこそこあり、困っていたことに全て対応できるポケモンで、私にとっては救世主のようでした。

役割は主に以下の通りです。
①タイプ一致じゃれつく+ふいうちでの削り(特に初手のウーラオスを倒す、または退かせる)
②重かった相手のステロ撒きの妨害
③尻尾トリックでの起点づくり、また特に重いパッチラゴンをごまかす(①と合わせてラプラスのキョダイセンリツ圏内に入れる)

Aラインについては、H4振りパッチラゴン確1としました。
以前使っていた、珠ミミッキュのじゃれつく耐え調整のわんぱくオーロンゲの性格をいじっぱりに変え、取り急ぎ元のHを削ってAに振り直しました。

耐久面は調整し直す時間がなく、結果として特に意図がなくなってしまっています。
時間を見つけて調整したいと思っています。一応、今期は耐久面で不満はありませんでした。

このポケモンの採用前は勝率が6割未満でしたが、採用後には66%程度に上がっていました。
いつも最終盤は5割をほんのわずか上回るのがやっとだったので、このポケモンは最終盤でのレート向上と今期の目標達成に大きく貢献してくれました。



【選出】

①初手(オーロンゲ、ジバコイル、ゴリランダー)+ダイマエースどちらか+エースバーン

→シーズン中盤以降は多くがこの選出をしていました。
ステロ撒きやパッチラゴンが見えたらオーロンゲを選出してました。


②初手リザードン+エースバーン+詰めゴリランダーまたはジバコイル

→先行逃げ切り型、序盤はこれでサクサク勝てました。
なお、詰めのジバコイルで最序盤に一度、「ラス1同士の時にてっていこうせんを打って相手を倒しても、こちらが反動で倒れると負け」という仕様を知らずに、ドヤ顔で打って負けました。恥ずかしい限りです。


③ゴリランダーまたはエースバーン+ラプラスジバコイル

ガオガエン入りなど、サイクル戦を仕掛けてくるパーティーに出していました。
ラプラスジバコイルを同速にしておいたのは、相手とのS関係の把握に役立ちました。

長く戦うとサイクル負けするので、適度なところでダイマを切って崩しにいくよう心がけてました。
受けループは、あまりマッチングしませんでしたが、ジバコのボルチェンでの対面操作とラプラス絶対零度に頼って何とか戦ってました。



【重かったポケモン

最後にオーロンゲを入れたおかげで緩和されたところもありますが、以下はキツかったです。

・パッチラゴン
二大エースがこのポケモンに圧倒的不利をとるのにも関わらず、元記事と違って電気の一貫が切れていないので、当然のごとく意気揚々と出てきます。
オーロンゲの尻尾トリックやエースバーンの襷カウンターでごまかして戦ってました。尻尾トリックが決まればほぼ脅威ではなくなります。
壁が貼れていないと、ラプラスダイマしてですら先行でんげきくちばしで一撃なので、事前に壁を貼らないまま対面しないように窮屈な立ち回りを要求されます。
なお、このポケモンがいるとリザードンはほぼ出せませんでした。

・ウーラオス
水と悪の見分けが困難でスカーフ、襷持ちばかりでキツかったです。
リザードンを最速ウーラオス抜きにした方がよかったかもしれません。

・ステロ撒き
撒かれると一気にキツくなります。
ミミッキュを外してしまったので、特に黄昏ルガルガンリザードンにもラプラスにとっても大きな負荷となり、キツかったです。

ヒートロトム
こちらからの有効打が少なく、何かしら犠牲を払って削り、うまくラプラスで渡り合える形にもっていかないとキツかったです。



【S9所感】

対面構築を2シーズン使用してみて、今期は単純に対面的に殴りあうだけでなく、
ジバコイルでのサイクル的な動き
・オーロンゲでの積み展開的な動き
この辺りを自分なりに取り入れられて試合ができて楽しかったです。

冒頭で伸べた通り、結果は出なくとも積み以外の構築に触れた甲斐があったなと感じ、これまで試みてきたことの振り返りができました。

自分なりのひとつの節目として、今後忘れることのないであろう、思い出に残るシーズンになりました。



【最後に】

・元となる構築を一般公開してくださった、ぽせいどらさん
・細々とやっている私をTwitter上で気にかけ、応援してくださった全ての皆さま

皆さまのおかげで自分なりの節目を達成できました。到達したいさらに上の領域には、実力がまだまだ足りませんので、今後少しずつでも伸ばしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。

読んでいただいた方へ。
つたない文章だったかと思いますが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

何かありましたらTwitter→@Yummy19xxまでコメントいただければ幸いです。