とある子育てポケ勢の奮闘記

育児とポケモン、両立を目指して

【シーズン9 最終991位/レート1913】リザラプ軸+α対面構築

はじめまして、やみぃと申します。
剣盾ランクバトル シーズン9お疲れ様でした。

この度、自身の目標としていた最終3桁順位を達成できたので、記念に記事を書いてみることにしました。

初めて記事を投稿するので、レイアウトや表現等に拙い点があるかと思いますが、ご容赦ください。



【自己紹介】

赤緑(初代)世代の社会人です。

社会人になってから6世代XYでポケモンに復帰し、どっぷりはまりました。
対戦についてはORAS~SMではレート戦の最初の1~2シーズンと、その後気が向いたときに気ままに参加する程度でしたが、USUMの途中から毎シーズン参加するようになり今の剣盾に至っています。

現在は2人の子どもの育児奮闘中でもあり、プレイ時間の多くは家族が寝てからとなるので、ランクバトルには23:00以降の深夜~早朝に潜っていることがほとんどです。

1シーズンの試合数は頑張って150戦くらいで、時間がどうしても限られるので、厳選/育成の手間は可能な限り少なく済ませ、なるべく対戦数を増やせるよう取り組んでいます。



【並び】

お詫び:本記事投稿前にツイートした画像に表示されていたコードでは、努力値調整が最終版ではありませんでした。こちらが最終版です。
(並びは変わっていません)



【S9結果】

TN:やみぃ 最終順位991位/最終レート1913



【経緯】

私は7世代USUM時代に本格的にレート戦に参加するようになりました。7世代ではずっとステロや壁貼りなど起点作りから始まる積み構築を使っていました。

剣盾でも引き続き積み構築を使うも、結果は伸び悩み、強くなるには他の戦術についての理解を深めることが必要だと考え、S5くらいから他の構築(サイクル/対面)を使ってみることにしました。

S5~S7はサイクル構築を使いましたが手に馴染まず、S8は自分なりに考えてラプラス軸の対面構築を使用しました。しかし残念ながら結果は中途半端に終わってしまい、なんとかリベンジしたいと思いました。

S8が終わって色々と強い方の記事を見ていたところ、以下のぽせいどらさんの対面構築に目がとまりました。

(快く転載の許可をいただきました。ありがとうございます。)
https://yakkun.com/bbs/party/n334

前置きが長くなりましたが、上の記事に自分が対面構築でやりたかったことが具体化されたような第一印象を受け、こちらをベースとさせていただくことに決定しました。

ただ、そのまま使わせていただくだけでは面白くないので、自分なりに使いやすくアレンジしていくことにしました。



【コンセプト】

まず、ダイマックス(以下ダイマ)エースとしてリザードンおよびラプラスを元記事の通り採用(ラプラス努力値調整は変更)。
草炎水の並びが好きなのでゴリランダーも採用しました。

残り3枠を試行錯誤しつつ、使うポケモンを変えながら潜っていました。
最終的には4枠が元記事と同じポケモンで、2枠が新規採用のポケモンになりました。

意識した点は以下の通りです。

①(通りそうなら)エースの初手ダイマで場を荒らし、残りのポケモンで逃げ切る

② ①が無理そうであれば、対面性能の高い非ダイマ枠で1:1交換以上の状況にして、2vs2からエースを通す。
→シーズン後半は選出段階で初手ダイマは通りそうにないと感じてしまうことが多く、このパターンがほとんどでした。

③ポリ2同士の対面がTOD合戦となるため、時短のためにポリ2は採用しない

以下、HP-こうげき--ぼうぎょ-とくこう-とくぼう-すばやさをH-A-B-C-D-Sとします。



【個体紹介】※採用順



リザードン@いのちのたま(キョダイマックス)

性格:控えめ
特性:もうか
努力値:44-0-4-244↑-4-212
実数値:159-x-99-176-106-147
技構成:ブラストバーン/暴風/ソーラービーム/ねっさの大地

1番目のダイマエース。
今まで使っていなかったリザードンを厳選することに決め、ボックスを何気なく見ていたところ、はるか昔にもらったポケモンセンターメガトウキョーのプレシャスボール入り色違いリザードンを発見しました。
せっかくなのでエースは色違いにしたい、と常々思ってましたがいつも時間の関係で諦めることが多かったので、ようやく色違いエースが実現できて嬉しかったです。

メガ進化推しのキャンペーンでもらったこのポケモンは、もらったことを忘れていた私のせいで結局1度もメガ進化することなく、8世代でキョダイマックスポケモンとしての道を歩むことになりました。なんとか活躍させてあげなければ、と思いました。

調整は途中色々迷いましたが、最後まで元構築そのままとしました。Sラインは最速ギャラドス抜きです。

結果として心配は杞憂で、今期のエースとして大活躍してくれました。
キョダイゴクエンで実質襷を貫通、HDポリ2すら受け出しを許さず、非常に強かったです。
初手ダイマをして通りの良いときは、そのあとの他のポケモンのごり押しであっさり勝ててしまうことも多かったです。

初手に出さずに後ろに据えて、2vs2の状況から展開するエースとしても非常に強力でした。


ラプラス@弱点保険(キョダイマックス)

性格:控えめ
特性:うるおいボディ
努力値:4-0-116-252↑-4-132
実数値:206-x-115-150-116-97
技構成:うたかたのアリア/フリーズドライ/かみなり/絶対零度

2番目のダイマエース。
持ち物の弱点保険で多くのダイマックスポケモンと渡り合えるようになります。
特に格闘技を打ってくれるエースバーンに勝てるのが強みでした。

調整としては、元記事よりだいぶSラインをあげました。Sが高めのポリ2やラッキーに身代わりを貼られて何もできなくなり負け、が個人的に一番嫌な負け方なので、なるべく多くの耐久ポケモン絶対零度が打てるよう「麻痺したエースバーン抜き調整ポケ(実数値95)抜き抜き」の97にしました。

そのあとDL対策調整を施して残りはBに振りました。環境に存在する多くのポリ2やラッキー、60族ジバコイルアシレーヌ等の上を取れるよう意識しました。

とはいえ、ポリ2に受け出しされて簡単にダイマを枯らされると負けなので、ポリ2入りにはあまり出せませんでした。このポケモンの2vs2からの圧力には信頼を置いていてたので、1体倒してからダイマをするようにしていました。


ゴリランダー@こだわり鉢巻(キョダイマックス)

性格:ようき
特性:グラスフィールド
努力値:4-252-0-0-0-252
実数値:176-177-110-X-90-150↑
技構成:ウッドハンマー/叩き落とす/グラススライダー/10万馬力

初手での削りまたは詰め用員。

グラスフィールドでのHP回復量効率化、実数値を16nにするためH4振りに変更。
Sは元記事の通りのまま、最速キッスを抜いています。
キッス引きを読んだ場面でウドハン選択して負荷をかけたり、積んでくるキッスを対面で削ることができました。
また、準速ウーラオスよりSが1高いので、襷悪ウーラオスのあんこくきょうだ→ふいうちのパターンを許さず、グラスラ2発で倒すこともできました。

半減くらいなら何の問題もなく、多くのポケモンにグラスラで十分な削りができ、想像以上に汎用性が高かったです。

なお、基本的にはダイマをしないので、最初は貴重なダイキノコを使うのを躊躇い、普通のダイマックスで使用してました。しかし、草食マリルリに見事に完封されたので、泣く泣くキノコ狩りをしました。
晴れてキョダイマックスポケモンとなった後は、一度だけ草食(と思われる)マリルリをキョダイコランダで倒し、その試合に勝利できました。


ジバコイル@こだわりメガネ

性格:控え目
特性:がんじょう
努力値:124-0-0-252-0-132
実数値:161-X-135-200↑-110-97
技構成:てっていこうせん/10万ボルト/ラスターカノン/ボルトチェンジ

新採用のポケモン。デザインが好きです。
対面性能が非常に高いこと、キッスに負荷をかけたいのと、幅広い構築に初手に出せそうなポケモンとして新たに採用しました。

特化メガネてっていこうせんで無振りダイマキッスやH振りカバルドンを確定一発、HDポリ2も確2の火力は病みつきでした。

一番使用したのはボルチェンで、地面がいない構築相手にポチポチ押して削りに使ってました。後攻ボルチェンでゴリランダーにつないで有利対面からウッドハンマーを打ったり、襷を潰さずにエースバーンを出したりと、使用感の良いポケモンでした。

Sは前述のラプラスと同値とし、耐久型ポケモン、特にエアームドやアーマーガアの上を取るように意識しました。残りは全てHに振ってました。
途中Hは16n-1の159にしようか迷いましたが、タイプ的に砂ダメージは受けないのと、ゴリランダーと組んで選出することも多くHP回復量を増やすために、そのままとしました。


エースバーン@襷(非キョダイマックス)

性格:ようき
特性:リベロ
努力値:0-252-0-0-4-252
実数値:155-168-95-X-96-188↑
技構成:アイアンヘッド/カウンター/とびひざげり/ふいうち

普通の襷エースバーンです。
主にストッパーとして大活躍してくれました。キョダイ個体にする必要がなかったため、ダイキノコ狩りをしなくても良かったのは大変助かりました。

これも元記事通りの採用となってますが、序盤~中盤は同じような役割の襷枠としてエースバーンを外して、じたばたホルードを使っていました。

しかし、シーズン中盤サブロムで元構築を使って潜ってみて、以下の点においてエースバーンの方が優れていると感じたので、このポケモンの採用に落ち着きました。

・ポリ2への最高打点(タイプ一致とびひざげり)
・襷消費後もSが高いので、相手の残りの多くのポケモンに対しても何かしら行動できる
・数を増やしていたキッスに対し、上から安定した打点のアイアンヘッドをタイプ一致で打てる

ダイマストッパーとしてはもちろん、普通に戦っても十分すぎるほど強く、ほとんどの試合に選出しました。

襷カウンターは読まれると一気に苦しくなりますが、想像以上に決めることができました。多くの試合でダイマポケモン(物理エースバーン、流行っていたねむカゴギャラなど)を倒してくれました。

ジバコイルが初手で相手のエースバーンのキョダイカキュウで一撃で倒されても、そのあと捲り返すことができました。幸いにも今期は初手の特殊エースバーンとほとんどマッチングしませんでした。


オーロンゲ@後攻の尻尾

性格:いじっぱり
特性:悪戯心
努力値:212-172↑-124-0-0-0
実数値:197-178-101-X-95-80
技構成:じゃれつく/ふいうち/トリック/ちょうはつ

ラスト一週間のみ採用しました。
元記事ではアッキミミッキュだった枠です。構築の最後の一体としてアッキミミッキュとたべのこし詰ませエルフーンとを試しましたが、あまり上手く運用できませんでした。対面での攻撃性能があって、かつ他のサポートもできるポケモンが欲しいと感じました。

オーロンゲは過去に使用経験があり、対面攻撃性能もそこそこあり、困っていたことに全て対応できるポケモンで、私にとっては救世主のようでした。

役割は主に以下の通りです。
①タイプ一致じゃれつく+ふいうちでの削り(特に初手のウーラオスを倒す、または退かせる)
②重かった相手のステロ撒きの妨害
③尻尾トリックでの起点づくり、また特に重いパッチラゴンをごまかす(①と合わせてラプラスのキョダイセンリツ圏内に入れる)

Aラインについては、H4振りパッチラゴン確1としました。
以前使っていた、珠ミミッキュのじゃれつく耐え調整のわんぱくオーロンゲの性格をいじっぱりに変え、取り急ぎ元のHを削ってAに振り直しました。

耐久面は調整し直す時間がなく、結果として特に意図がなくなってしまっています。
時間を見つけて調整したいと思っています。一応、今期は耐久面で不満はありませんでした。

このポケモンの採用前は勝率が6割未満でしたが、採用後には66%程度に上がっていました。
いつも最終盤は5割をほんのわずか上回るのがやっとだったので、このポケモンは最終盤でのレート向上と今期の目標達成に大きく貢献してくれました。



【選出】

①初手(オーロンゲ、ジバコイル、ゴリランダー)+ダイマエースどちらか+エースバーン

→シーズン中盤以降は多くがこの選出をしていました。
ステロ撒きやパッチラゴンが見えたらオーロンゲを選出してました。


②初手リザードン+エースバーン+詰めゴリランダーまたはジバコイル

→先行逃げ切り型、序盤はこれでサクサク勝てました。
なお、詰めのジバコイルで最序盤に一度、「ラス1同士の時にてっていこうせんを打って相手を倒しても、こちらが反動で倒れると負け」という仕様を知らずに、ドヤ顔で打って負けました。恥ずかしい限りです。


③ゴリランダーまたはエースバーン+ラプラスジバコイル

ガオガエン入りなど、サイクル戦を仕掛けてくるパーティーに出していました。
ラプラスジバコイルを同速にしておいたのは、相手とのS関係の把握に役立ちました。

長く戦うとサイクル負けするので、適度なところでダイマを切って崩しにいくよう心がけてました。
受けループは、あまりマッチングしませんでしたが、ジバコのボルチェンでの対面操作とラプラス絶対零度に頼って何とか戦ってました。



【重かったポケモン

最後にオーロンゲを入れたおかげで緩和されたところもありますが、以下はキツかったです。

・パッチラゴン
二大エースがこのポケモンに圧倒的不利をとるのにも関わらず、元記事と違って電気の一貫が切れていないので、当然のごとく意気揚々と出てきます。
オーロンゲの尻尾トリックやエースバーンの襷カウンターでごまかして戦ってました。尻尾トリックが決まればほぼ脅威ではなくなります。
壁が貼れていないと、ラプラスダイマしてですら先行でんげきくちばしで一撃なので、事前に壁を貼らないまま対面しないように窮屈な立ち回りを要求されます。
なお、このポケモンがいるとリザードンはほぼ出せませんでした。

・ウーラオス
水と悪の見分けが困難でスカーフ、襷持ちばかりでキツかったです。
リザードンを最速ウーラオス抜きにした方がよかったかもしれません。

・ステロ撒き
撒かれると一気にキツくなります。
ミミッキュを外してしまったので、特に黄昏ルガルガンリザードンにもラプラスにとっても大きな負荷となり、キツかったです。

ヒートロトム
こちらからの有効打が少なく、何かしら犠牲を払って削り、うまくラプラスで渡り合える形にもっていかないとキツかったです。



【S9所感】

対面構築を2シーズン使用してみて、今期は単純に対面的に殴りあうだけでなく、
ジバコイルでのサイクル的な動き
・オーロンゲでの積み展開的な動き
この辺りを自分なりに取り入れられて試合ができて楽しかったです。

冒頭で伸べた通り、結果は出なくとも積み以外の構築に触れた甲斐があったなと感じ、これまで試みてきたことの振り返りができました。

自分なりのひとつの節目として、今後忘れることのないであろう、思い出に残るシーズンになりました。



【最後に】

・元となる構築を一般公開してくださった、ぽせいどらさん
・細々とやっている私をTwitter上で気にかけ、応援してくださった全ての皆さま

皆さまのおかげで自分なりの節目を達成できました。到達したいさらに上の領域には、実力がまだまだ足りませんので、今後少しずつでも伸ばしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。

読んでいただいた方へ。
つたない文章だったかと思いますが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

何かありましたらTwitter→@Yummy19xxまでコメントいただければ幸いです。